参拝日:2018年6月14日(木)
社名:木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)
通称:蚕の社(かいこのやしろ)
所在地:京都府京都市右京区太秦森ケ東町50番地
主祭神:天之御中主神/大国魂神/穂々出見命/鵜茅葺不合命/瓊々杵尊
創建:不詳:大宝元年(701年)以前
「続日本記」大宝元年(701年)4月3日の条に神社名が記載されていることから、それ以前に祭祀されていた古社ということになります。本殿東側には織物の祖神を祀る蚕養神社(こがいじんじゃ)があり「蚕の社」もそれに因んだ社名となっている。
本殿 |
「蚕の社」は古くより祈雨の神として信仰が厚く、境内には「元糺の森(もとただすのもり)」があり、その一角に「元糺の池(もとただすのいけ)」がある。元糺の池の中に全国的にも珍しい「三柱鳥居(みばしらとりい)」が建っています。かつては湧水で満たされていたが、現在は干上がった状態です。三柱鳥居の中心部に石が積み上げられており、そのあたりから水が湧いていたそうです。
三柱鳥居 |
7月の土用の丑の日には水を張り、御手洗祭(みたらしまつり)が執り行われます。元糺の池で手足を浸けると霜焼けや脚気にならないと言われています。
「元糺の森」と聞くと下鴨神社境内に広がる原生林「糺の森」が思いつきます。木嶋坐天照御魂神社にある「元糺の池」、およびその周辺の「元糺の森」から遷されたという説があるそうで、「元」がついているのも納得です。